焼肉でいうところのハラミ!
先日友人と焼肉に行き大好きなハラミを食べていたのですがその部位は人間で言うところの
横隔膜だということで。どういった機能をつかさどるのか自分なりに調べてみた事を記事に
してみます。
1.横隔膜とは?
膜という呼び名で勘違いすると思うのですが実は筋肉です。胴体の真ん中辺に薄いドーム
状に位置し肺や心臓のある上位を胸腔(きょうくう)といい、肝臓や胃や腸などのある下位を
腹腔(ふくくう)といって分類されます。
2.横隔膜の役割
※主に以下4点※
・呼吸の制御
肺と心臓の下に位置するドーム状の横隔膜が収縮して下がる。この時に肺の下部も引っ張
られ肺に空気が入ります。逆に横隔膜が緩み肺と横隔膜が上がっていくことで肺から空気
が出て行きます。
・内臓のマッサージ
収縮して下がることにより内臓を圧迫してマッサージをしている。
・心臓の手助け
血液を心臓に戻すためのポンプの役割をしている。ふくらはぎなんかも第二の心臓と
言われて血液をポンプのように心臓へ送り戻す働きがあるといいますよね。
・自律神経へのはたらきかけ
横隔膜直下に"太陽神経叢"(たいようしんけいそう)があります。自律神経のかたまり
だそうで、胃や肝臓などが日ごろ意識しなくても動いてくれているのはこれのおかげだ
そうです。
3.横隔膜が硬くなる原因
・緊張やストレス
気を使いすぎたりストレスをためると硬くなりやすいです。
・呼吸が浅い
胸式呼吸といい横隔膜をあまり使わない呼吸をすると硬くなりやすい。いびきが
酷かったり眠りが浅い人もちゃんとした呼吸が出来てないそうです。
・ネコ背の姿勢
この姿勢の方もやはり呼吸が浅いので硬くなりやすいそうです。
4.硬いとどうなる?改善方法は?
硬い状態を放っておくと意外な病気につながっていきます。呼吸が浅いゆえ肩に緊張
状態が続き頭痛や肩こりを起こしやすい。横隔膜直下に自律神経のかたまりがあるこ
とから自律神経の失調状態。内臓へのマッサージも担っているのでそれが行われない
ために内蔵の機能低下など。意外に大変です。ちょっとした改善方法で柔らかくして
みましょう。
簡単にお腹を緩める方法
①上向きに寝て両膝を立てます
②お腹の真ん中辺りをやさしく手のひらでさすりながら鼻から息を吸い口から吐く
深呼吸を10回ほどやります
③胃の辺りから手のひらで全体でお腹を押し込み2~3秒してからパッと放す動作。
"の"の字を描くようにお腹全体をやります。これ以外に気持ちいいです。
こんな感じで自分の横隔膜を労わってみてはいかがでしょうか?